Q & A(よくある)質問と回答


1,はり(鍼)は痛くないですか? きゅう(お灸)は熱くないですか?

 

「はり(鍼)」は、一般的な「刺す」はり・「刺さない」はり、2種類の「はり」施術を使用しております。

 

 

刺すはりは太さが0,10mm~0,30mmのはりを使用しております。

髪の毛の太さぐらい(0,16mm~0,24mm)のはりを一番使用しております。

筋肉の硬化(コリ)具合が強い場合や深く刺す必要があると判断した場合、0,20mm以上の太めのはりを使用いたします。

 

長さは10mm~90mmのはりを使用しております。

一番短い10mmのはりは0,20mm・0,24mmの太さで刺すときに敏感な方はチクッと感じる場合ありますが、全身のバランス調整や30mm以上のはり・てい鍼という刺さないはりと併用して使用します。

10mm~15mmのはりは顔への施術が一般的ですが、私は症状に応じて体幹部や四肢のツボに対して使用いたします。

よく使用するのは30mmもしくは40mmのはりです。

腰背部や骨盤周囲に大腿部へアプローチする場合は50mmや60mmのはりを使用、体格の大きい方や皮膚(経絡というツボの流れ)に沿って鍼を寝かせて刺す場合は75mmまたは90mmのはりを使用する場合があります。

 

刺激は、独特の「響き」があります。

感じ方は人によりますが、ズシンと響き身体が重たくなってくるような感じ、身体全体の血流が良くなりジンジンと温かく心地よい刺激、刺されてしばらくすると眠気を感じる方がおります。


患者さん一人ひとり体質が違い敏感な方もおられ、施術する部位にもよりますが、基本はあまり痛くないです。

刺す深さも筋肉にしっかりと刺す場合もあれば、皮膚表面に浅く刺す場合もあります。


私は筋肉のコリをターゲットとする場合はしっかりと、全身調整で身体のバランスを整えていく場合は浅くしなやかに心地よく安らげるよう施術をしていきます。

最近はツボの流れに沿って寝かせてツボを貫くよう皮下に鍼を深く刺すこともあります。

※透刺術

 

 

刺さないはりは、「てい鍼」という道具を使用して皮膚に刺さずに施術する鍼で、刺激方法から「接触鍼」や「擦過鍼」や「打鍼」とも言われております。

当院では患者さん一人ひとりの症状や体質に合わせて、色々な種類の刺さないはりの道具を使い分けて使用いたします。

 

当院では刺さないはりをツボに当てる(身体の具合によってチクチク・ツンツンと強めの刺激をする場合があります)、皮膚表面をさする(なでる)、(金槌や木槌を使って、てい鍼の頭部分を)たたく、かざす(皮膚またはツボに近づけて刺激するエアーはり)、置く(こり・痛み・血行の悪い部分・経絡と言うツボとツボの間を通る道の部分に鍼をテープで貼付けて置く)方法で施術を行います。

 

平成30年11月に開催された日本伝統鍼灸学会 学術大会へ参加してからは、「打鍼」という太めで棒状のてい鍼の頭部を木槌で「コンコン」とたたく心地よい鍼施術を今まで以上に多用しております。打鍼で施術する部位は骨伝導を最大限に利用する振動刺激のため、頭頸部・肩部・背部・腹部・骨盤周囲など全身にわたります。

※身体の部位や具合によっては「カンまたはカーン」と強めの刺激をする場合もあります。

 

刺さないはりは、初めて鍼(はり)施術をうける方、怖がりの方、痛がりの方、ワーファリンやバイアスピリンなど抗血液凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用されている方に配慮されているのが利点(内出血の予防)です。

 

小児用のはり(小児鍼)は虫きり鍼と言われており、夜泣き・疳虫・おねしょといった症状に対して用いられております。

 

 

「きゅう」は、ご年配の方に「やいと」という名称で親しまれており、

一般的なもぐさに「火をつける」きゅう施術と火の変わりに電気の熱を使う「火を使わない」きゅう施術の2種類を使用しております。

 

火を使うきゅう施術は、皮膚に直接すえるお灸(いわゆるやいと)・せんねん灸の形に似た温灸・棒灸という葉巻の形に似た皮膚にすえないお灸の3種類を使用しております。この中では、温灸と棒灸の使用頻度が高いです。

 

火を使わないきゅう施術では、小さな網かごの中にもぐさを詰めたものを使用して、電気のお灸道具を使ってもぐさの成分をツボに浸透させて温めていきます。火を使わないお灸による施術は、初めてきゅう施術を受ける方・火が怖い方やもぐさの香りが苦手な方・呼吸器疾患のために煙を吸うと咳が出て止まりにくくなる体質の方にも配慮されているのが利点であります。

 

公益社団法人日本鍼灸師会HPの鍼灸治療MOVIEもご覧ください。

 


2,施術道具は消毒はされていますか?清潔ですか?

 

「刺す鍼」は日本で製造された使い捨て(ディスポ―サブル仕様)のものを使用しております。

 

もぐさも、煙のことを考えて日本で製造された国産のもぐさ100%が使用されたお灸道具を使用しております。

 

他の道具も使用後は、オートクレーブ(高圧滅菌消毒機)にかけたり、消毒液で道具を拭いたり、女性患者さんの鍼灸施術用の施術着も毎回使用後に洗濯して、安心して施術を受けられる環境作りに取り組んでおります。

 


3,アルコール綿花で消毒すると肌が荒れやすいのですが、大丈夫でしょうか?

当院では皮膚面を消毒するのに、

 

エタノール・イソプロパノール … アルコール使用

 

アルコールを使用していない(いわゆるノンアルコール)、グルコン酸クロルヘキシジン(いわゆるヒビテン・マスキン)

 

2種類の使い捨て消毒綿花を用意、患者さんの体質に合わせて使用しております。

 

過去にアルコール綿花で皮膚が荒れたりかぶれた経験のある方は事前におっしゃってください。

 


4,初回のカウンセリングならびに施術はどれくらい時間がかかりますか?

 

初回のカウンセリング時間は患者さん一人ひとりの生活環境や症状の具合も異なるため、カウンセリングシートへの記入時間も含めて約30分みておいてください。※約60分かかる方もおられます。

 

カウンセリングシートに記載されました今日一番の心身の悩み(いわゆる主訴)・ 他にある症状(いわゆる愁訴)・今まで受けた治療や施術・睡眠時間・飲食(嗜好品)・ 日常の生活習慣・生まれてから今日まで経験したケガや病気・アレルギーの有無・ペースメーカーや人工関節の確認・現在通院中の病院や服用中のお薬などについて詳しくお聞きいたします。

また、施術内容と施術方針についても説明いたします。

 

当院は、こり・痛み・しびれ・ダルさの根本原因の部位に対して施術を行います。

症状のある部分も触りますが、原因不明の慢性疾患は症状ある部位とは別の部位に原因がある場合が多いです。日常の生活習慣でどのような姿勢になるのが多いか?どのような動きが多いか?を考えて施術します。

腰痛だから腰回りだけ施術するのではなく、ふくらはぎ等の下肢や前腕等の上肢へ施術する場合があります。

 

スケジュールの都合でどうしても時間が取れない方は、
 事前にその旨をおっしゃってください。

 

施術時間は症状の具合などにより個人差ありますが、

基本施術の場合

早い方で約30分・時間かかる方で約60分が目安となります。

 

 

応急施術の場合

約15分~30分以内で処置を行います。

 

乳幼児は約10分、小・中学生は約20分、高校生は約30分が目安となります。

 

 

施術において大事なのは、じっくり時間をかけて施術することでなく、施術後に痛み・しびれ・こり・ダルさが取れて、施術後に目と身体で効果を実感、身体が変化しているか?を重視しており、施術効果の判定に呼吸がしやすくなっているか?立ちやすくなっているか?施術前と比較して身体の動かせる範囲が広がっているか?を参考にしております。


自分の予想していた施術にかかる
所要時間より早く、

短時間で身体に変化が出ていたらラッキーですよね!?
残り時間をご自身の思うがまま自由に使えるようになりますからね^^!

 


5,どれくらいの期間とペースで来院したらよいですか?

 

症状によりますが、体質と症状の経過を見極めるため、最初はこちらが推奨する日に継続通院いただけましたら幸いです。初回の施術日から3日前後経過してからご来院いただき、具合が良くなってきましたら1週間後⇒10日後⇒2週間後と少しずつ間隔を空けて通院していただくと良いです。

 

 

初回の患者さん・急性症状の患者さん

初回の施術日から一週間以内に来院、週に2回前後を目安に来院して、身体の具合が良くなってくると間隔を空けて通院いただくと良いです。

 

慢性症状の患者さん

週に1・2回を目安に具合が良くなってくる少しずつ間隔を空けて通院いただくと良いです。

 

 

症状の経過が良好になってくると、月1回(隔月に1回ペースや春夏秋冬季節に合わせて)身体の予防メンテナンスするとより健康状態が維持できます。

 

 

通院日の見極めのコツは、前回施術を受けてから身体にほんの少しでも違和感が出てきたり施術効果がほんの少しでも落ちてきたら、通院して施術を受けるサインとなります。痛みがひどくなってからの通院では、一から施術のやり直しで身体が治りにくくなりますから、

こり・痛み・だるいなど症状がひどくなる前に来院して、施術を受けられますようお願いいたします。

 

痛くなる前に来院して施術を受けた方が施術効果が長持ちしますから、結果として施術費の節約となり、ご自身の大切なプライベートの時間も確保できます!

 

初めて来院されてから約一か月または施術5・6回程度を一区切りとして効果を確認し、患者さんと対話しながら施術を進めるようにしております。

 

健康になるために最適な次回来院日をご提案しますが、強制しませんのでご安心ください。

社会生活が苦しく経済負担が難しい方や仕事のために時間が取りにくい方はご相談ください。

 

施術期間ですが、3か月前から症状がある場合は症状が出た日から逆算して、初めて施術を受けた日から3ヶ月間はみておいてください。

逆算した施術期間を短縮して健康になるためには、自力本願で生活習慣の改善・心の持ち方(後ろ向き・ネガティブ・マイナス思考を前向き・ポジティブ・プラス思考に変える)の改善・養生(セルフケア)に励むのが健康への近道であります。

 

過去の病気・ケガ・不摂生が積み重なるなどが原因で起こる慢性疾患の症状の具合が強過ぎると、完治までに1年以上かかる場合もあります。

 

他力本願や後ろ向き(ネガティブ・マイナス)思考が強すぎると、症状からの回復が非常に困難であり、それどころか症状が悪化する恐れもあります。

 

当院には、症状が完治した後も痛み・しびれ・コリ・ダルさなどで二度とつらい思いをしないよう身体の具合が悪くなる前に、身体のメンテナンスや病気とケガの予防のため定期的に通院されている患者さんもおられます。

 

身体のメンテナンスで通院されている患者さんですが、最短で2週間に1回・最長で1・2カ月に1回のペースで通院されている患者さんがおられます。

 

メンテナンスの患者さん:月に1・2回を目安(隔月や四季ごとでもOKで、メンテナンスを定期的に継続して受けるのが永く健康でいられる秘訣です!)

 

 

健康への投資が未来のご自身への投資と奉仕です!

 


6,施術を受けた後、身体がダルくしんどくなるのですが、大丈夫でしょうか?

施術を受けた後、一時的にダルさ・眠気・痛み・シビレなど不快な症状が出る場合(リバウンド)があります。

 

出現する時期は個人差ありますが、早い方で数時間後、遅い方で2・3日後に出る場合があります。

 

当院の施術が自分に合わず悪化したのでは?と不安になるかもしれませんが、身体の血流が良くなり効果が出ている指標(好転反応・伝統医学用語で瞑眩めんげん反応)ですから、ご安心ください。

 

長時間の正座から立ち上がると今まで感覚が無かったマヒ状態の足が痺れてきて⇒痛くなって⇒徐々に痛みが消えていく原理と同じです。特に痛みやシビレなど感覚が無い程マヒしている状態のコリ・張りに対して治療した場合、顕著に痛み・しびれが出てきます。

 

身体がだるくしんどくなってきた日は、無理をせずにゆっくり休んでください。

それでもしんどい場合は、一度ご来院ください。


7,施術を受けるのは、クセになりませんか?

施術(はり・きゅう)を受けるとクセになるという方もいらっしゃいますが、クセとは「それがないと生活できない(中毒・依存)」状態を言います。

 

クセになるのは、症状の原因を調べずに痛み・しびれ・コリ・ダルさを感じる部分だけの施術を受けて、回数が進むにつれて強刺激となっていく施術(その場しのぎの慰安行為)を受け続けることではないか?と考えております。

痛み・しびれ・コリ・ダルさの根本原因に対して、身体の状態を確認してから適切な施術を受けた後に自宅などでセルフケアのアドバイスを実践していただければ、クセにはなりにくいと考えます。

 

また、クセになるのと身体のメンテナンスのため定期的に施術を受けるのは意味が違います。

 


8,施術を受けた後、お酒やコーヒーを飲んでよいですか?

「酒は百薬の長」ということわざありますが、施術後はお控えください。普段よりも酔いが回りやすくなります。

 

また、コーヒーなどカフェインの入った飲料は鍼灸施術の効果を抑制する可能性が高いため、お控えくださいますようお願いいたします。

痛み・しびれ症状のある方は、当日の施術前後もカフェイン飲料をお控えくださいますようお願いいたします。


9,施術を受けた後、入浴しても大丈夫でしょうか?

施術を受けて2時間前後くらい空けてから入浴していただきますようお願いいたします。


10,領収証は医療費控除を申請できますか?

当院は厚生労働大臣免許国家資格取得者の鍼灸院であり、確定申告の医療費控除に使用できます。


11,予約は必要ですか?

当院では一人ひとりの患者さんに寄り添い、真剣に向き合って施術に取り組んでいるため、

予約の患者さんを優先しております。

「今から行っても大丈夫でしょうか?」と当日予約も気軽にお電話ください。

事前予約のためだけに当院へ直接来院される方も歓迎いたします!


12,どんな症状で来院されておりますか?

 

一般的な首肩こり・腰痛の症状だけでなく、

デスクワークや長時間のスマホ、猫背など不良姿勢などの影響による

目の疲れ・頭痛・自律神経失調症や更年期障がいの影響による身体と心のさまざまな症状(冷え・ストレス・不眠など)・婦人科疾患や泌尿生殖器疾患・高齢の方のさまざまな症状(老年医学領域)にも効果があります。

 

普段のお仕事やスポーツによる身体の疲労蓄積やケガと病気の予防目的、健康増進目的で来院されている方もいらっしゃいます。

 

 

病院で検査を受けても明らかな異常が見つからなかった・病院へ行くまでもないけどダルい・しんどい・気分がすぐれない・やる気スイッチが入らないと感じたら、伝統医学(東洋医学)では施術を受ける身体のSOSサインとなります。

 

病気になる前の段階の状態(未病)で施術を受けていただけますと効果を最大限に発揮、健康を維持増進できます。

 

鍼灸は未病を治す医学と言われており、中国古代の文献には「普通の鍼灸師は今ある病気を治すだけだが、トップクラスの鍼灸師は今ある病気だけでなく起こりそうな病気に対しても未然に予防することができる」と記載されております。

 

 

鍼灸院では現在健康な方も施術の対象となっており、定期的なメンテナンス・病気やケガの予防通院されている患者さんもおります。

 

 

鍼灸施術はエステティックと違い、身体の表面だけでなく内面にもアプローチが可能で、見た目の美しさだけでなく中身の美しさである健康な身体と心も同時に手にできる一石二鳥の施術です。

 

最近では美意識の高い男性も多くなってきており、都心部ならびに地方の中心部では美容鍼灸を受けられる男性が増えております。

 

 

当院は病気やケガの患者さんだけでなく、病気やケガの予防・身体のメンテナンスの患者さんも対象としております!

 

公益社団法人日本鍼灸師会HPもご覧ください。

 


受付時間

 

月曜から土曜  午前9:00~正午12:00

月曜から金曜   午後3:00~午後6:30

 

 

【ご新規の患者さん受付】

午前の部は11:30まで 

午後の部は6:00まで

 

 

当院はご予約のかたを優先しております。

 

当日のご予約も歓迎いたします。

できるだけ事前にご予約ください。

 

※受付時間外・出張施術は応相談

 

定休日 日曜・祝日

学術研修や鍼灸関連学会への参加、鍼灸師会ならびに鍼灸師連盟の公務出張などで臨時休業になる日があります。


紀州接骨鍼灸院

〒641-0054 和歌山県和歌山市塩屋5-4-14

TEL : (073) 460-7679

セールス・営業のお電話はご遠慮下さい。

心身とも健康になりたい予防に励みたい方のお電話とご縁をお待ちしております。